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和室じゃなくても、炉が切ってなくてもお茶はできるんです


茶道稽古
京間畳2畳分を敷いて年中風炉で稽古をしていた

Cha -No-Yu 365 颯々庵 木内宗陽(Kiuchi Souyo)です。

 

和室がなくて道具が足りなくて家ではお茶が点てられないと思っている皆様(決めつけ)、できます!

 

この写真は独身時代札幌に住んでいた時に、マンション内洋室(4畳くらい)に設えたお茶の空間です。ネットで2畳分の京間畳を買って(厚みはちょっとこだわりました)置き、床の間はないので壁床で画鋲で掛け軸を飾ってます。といっても色紙飾りで、色紙は母が書いたもの。桑材の小物箪笥をミニミニ床敷板に見立てて、香炉なんかを飾っています。

もともと狭い小間茶室(2畳台目席とか)が好きだったのもありますが、なかなか落ち着く空間で私にとっては”茶室”でした。

 

棚、風炉(湯を沸かすところ)なんかは今の旦那様のご支援で送ってもらいました。

 

当時私は道具をほとんど持ってなくて、実家暮らしの時なんかは、やかんにそのまま柄杓を突っ込んで、点前の練習をしていました。つまりお茶碗・茶杓・柄杓・棗(抹茶入れ)1つくらいしかなかったということ。でもそれでも練習はできます!家族に薄茶を振る舞うこともできてましたねー。

 

今は本当に嬉しいことに茶室がありますが、この頃の”お茶”も私にとっては同じ”お茶”で思い返すと感慨深いです。