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国分寺茶室リフォーム〜その1(広間?小間?)〜


皆さまこんにちは。

国分寺市裏千家茶道教室 Cha -No-Yu颯々庵主宰の木内です。

 

この度、流派を問わず茶室リフォームを手掛けておられるリンクス・ホリ株式会社様に茶室リフォームをお願いしました。

元々はよくある普通の和室だった6畳間を茶室へ。

 

まず一番の懸案事項は、茶室サイズをどうするかでした。

茶道は、京都で発展し現在まで脈々と伝えられています。

なぜそんなことを言うのかというと、実はその京都と東京では畳のサイズが違います。(京間と江戸間という)

特にマンションの場合、あまり和室を中心に作っていないからか、それぞれ独自サイズだったりします。

江戸間で、半畳だいたい7.5cmも短いので、かなりな違いです。

手前に支障が出てしまうこともあるので、当方も、京間サイズで決めていました。

 

茶室の場合、広間は8畳、小間は4畳半(広間にもなるけど・・)が一般的です。

大炉(裏千家独自)の場合は基本的には6畳で行います。当方もこの大炉の導入を検討していました。

ところが、6畳にする場合、畳サイズを考慮すると、全ての畳を京間で収めるのは無理で、

どこかで帳尻を合わせる必要がありました。

さらには、収納面や導線も不都合が生じる可能性もありました。

 

どうしたものかと悩んでいた中、リンクス・ホリ株式会社様からは4畳半茶室をご提案いただきました。

ネックは大炉でしたが、通常の炉と大炉を半畳の対角線上になんとか収められるということで、

以下のような形に施工していただきました。

※真ん中左上側の少し濃い茶色の蓋が通常の炉、その右下の大きい蓋が大炉です。

4畳半本勝手出炉と逆勝手大炉が対局に配置
4畳半本勝手出炉と逆勝手大炉が対局に配置

次回は、茶室リフォーム〜その2〜にて、茶室照明について・・・。