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小田原の松永記念館内老欅荘にてお茶会

松永記念館内老欅荘にて茶会を行いました。

松永記念館は、戦前・戦後と通じて「電力王」と呼ばれた実業家であり、数寄茶人としても高名であった松永安左ヱ門(耳庵)が、昭和21年に小田原へ居住してから収集した古美術品を一般公開するために、昭和34年に財団法人を創立して自宅の敷地内に建設した施設です。昭和54年に財団が解散し、その敷地と建物が小田原市に寄付されました。

茶室は4室ありますが、今回はその松永耳庵の居宅であった老欅荘につくられた4畳半台目の茶室を使わせていただきました。

 

今回の茶会は接待の一貫で、主人が亭主をいたしました。皆様お茶のご経験はなかったので、私は半東(サポート役)でお運びや飲み方の説明をする予定でしたが、皆様お作法など事前に調べてこられたようで、説明は少し加える程度となり大変助かりました。皆様の心意気に頭が下がる思いでした。

 

お食事やお菓子は、小田原のものをできれば用意したいと思い、小田原の懐石料理屋右京さんにお弁当を用意いただきました。温かいものもお出ししたかったので、小田原の可愛いかまぼこを添えて、自作の煮物椀を用意いたしました。お菓子も同じく右京さんの薯蕷饅頭をお出ししました。